『偉大なる神』:詩編127:1

光台教会は710日、宣教開始53周年を迎えた。最近、老後の年金以外に2000万円が必要だという試算が公表され物議を醸しているが、この教会はあるアメリカ人女性が老後のための私財を「仙台での宣教のために」とささげられた献金が呼び水となって多くの方がたの祈りが結集し、この地に建てられた。11年前には新会堂が建築され、震災を経験し、無牧師を経て今がある。▼「偉大な神さま」この言葉は初代牧師C.Sボートライト先生がよく語られたようである。これまで紆余曲折がありながらも、神がこの教会を守り、導いて来られた。更にこれからも先立ち、伴い、背後にて支えてくださるはずに違いない。私たちの信じる神は、偉大な神であり、そして万事を益とされるお方である(ローマ8:28)。▼教会は人間の計画や知恵、力によらず、ただ神の選びとご計画によってのみ築かれるものである。神のご計画でなければこの教会は世に存在すらしていない。ゆえに今ここに在る人も、神のご計画のうちに選ばれ、集められたといえよう。これから加えられる人も然りである。▼どんなに立派な功績といえども、神ご自身によらなければ、それはむなしい(詩編127:1)。教会は今後も変わることのない主と共に歩み続ける。神のみ心であれば必ず道は開かれ、必要は満たされ、希望が絶たれることはないと信じる。私たち自身の力が乏しくとも、私たちと共におられる神が偉大であれば、それで良いのだ。

<南光台キリスト教会宣教開始53周年記念礼拝>