『ベストを尽くして』マルコによる福音書12章28−31節

ンタッキーフライドチキンで有名なカーネルサンダース(Harland David Sanders。幼い時から母親に連れられて日曜日は教会に通い、母親から「神と人に喜ばれる生き方をしてベストを尽くす」事を学ぶ。後にサンダーズカフェを経営し、客をもてなすために尽力。食べる人に喜んでもらおうと秘伝のスパイスを調合して完成したオリジナルチキンは、今も世界中で愛される味だ。晩年の講演会では「神と人から喜ばれる動機でベストを尽くことの大切さ」を語っていたという。▼ベストを尽くして神を愛し、隣人を愛すること。それが最も重要な戒めと聖書は告げる。神はまさにベストを尽くして、われらを愛し、御子イエス・キリストを世に与えた。キリストはご自身の利益を無にして、しもべとして死に至るまで仕えられた。▼12/4アフガニスタンで銃弾に倒れた中村哲氏。彼はキリスト教学校である西南学院中学校での学生時代に聖書に触れ、福岡にある日本バプテスト連盟の教会でバプテスマを受けてクリスチャンとしての歩みをはじめられた。医師となり、大干ばつと紛争が続く過酷なパレスチナの地域で、難民の医療体制を整え、食料支援や農村復興に取り組まれた。訃報に深い悲しみ抱きつつも、哀悼の意を表し、彼の言葉に耳を傾けたい。「誰もそこへ行かぬから、我々がゆく。誰もしたがらないから、我々がする」彼はアフガニスタンの人びとのためにベストを尽くされた。イエス・キリストは誰も来たくないこの罪の世に降り、誰も引き受けたくない十字架を背負い、愛を尽くされた。われらもベストを尽くしたい。

(2019.12.15礼拝説教より)