【連続殺傷事件、相次ぐ事故を受けて〜神は何をしておられるのか】:歴代誌下36章11−17節

「地獄耳」があるなら「天国耳」もあるのかな?辞書を手に娘の疑問。母親曰く「神さまのみ言葉をよく聞く人じゃない?」「あ、そうか」と娘は納得。昨今、相次いで痛ましい殺傷事件、事故が頻発している。悪が暴走するこの状況下、神は一体何をしておられるのだろうか。南ユダ王国滅亡の危機が迫っていた時代、悪しき道を歩むゼデキヤ王に神は預言者エレミヤを通して語り続けておられた。王も国民も自分たちは滅びるはずないと心奢っていた。神は憐れみをもって繰り返し正しい道に立ち帰るよう何度も天からの使者を送り働いておられたが、彼らは聞く耳をもたずに剛情になって神の言葉を拒み続けるのであった。自らの意志で救いを拒否し続ける者をどうして救えよう。彼らはついに滅びに至る・・。大事故を起こしたドライバーの多くは、事故前に似たようなケースでヒヤリとする出来事が何度かあったと証言する。だが、注意を怠り続けた矢先に大事故に・・。かつて秋葉原連続殺傷事件の加害者は、犯行前の行動をネットの掲示板に書き込んでいた。「使う予定の道路が封鎖中とか。やっぱり、全てが俺の邪魔をする・・」(6時10:掲示板書より)本人は邪魔でも私はそれが悪事を思いとどまらせるように働く出来事、涙を流して必死に働く天の声に思えてならない。私たちはどうであろうか。「なすべき善はすでに心に告げられている」と預言者ミカは言う(ミカ6:8)。心を静めてへりくだり、神の語り掛けに聞き従う「天国耳」を求めずにはいられない。2019/6/30礼拝説教要約>