「狭い門から入れ」マタイによる福音書7章13-14節

第104回全国高校野球選手権では仙台育英高校が初優勝。「100年開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました・・」と須江監督。自分たちだけではなく、全国の高校生を激励するインタビューは多くの人の心に響いた。青春は密なるもの。コロナによって多くの試合が消え、文化祭、修学旅行などすべての活動にストップがかかった青春。日常生活が狭められた時代を過ごした世代にとって、長い期間「開かなった扉が開いた」という喜びが象徴的に思えた。われらは辛く苦しい思いを抱えながら生きづらさの道を歩む時期がある。それは細くて狭く通ることが困難な道。不安と恐れに身が縮こまるような状態で出口を求めてもがいている。しかし、われらはその「狭い門」にて主イエスと出会う。彼はその出生から十字架の死に至るまで生きづらさの狭き道を歩まれた。そして復活によって誰も開くことのなかった希望の門、救いの扉が開かれたのだ。信仰とは密なるもの。主イエスとつながる密着こそ救いなのだ。主イエスのもとでは多くの人々の笑顔が浮かぶ・・・。(2022.9.4)

2022/9/4(日)礼拝講壇生け花 by YOSHIKO