「希望に満ちた拠り所」:ヘブライ人への手紙3章1-6節

新会堂15周年を迎えた。ヘルマン・ホイヴェルズ宣教師が友人から贈られた「最上のわざ」という詩を分かち合いたい。『この世の最上のわざは何?楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう・・。若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、ねたまず、人のために働くよりも、謙虚に人の世話になり、弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること・・。老いの重荷は神の賜物。古びた心に、これで最後の磨きをかける。まことのふるさとへ行くために・・。おのれをこの世につなぐ鎖を少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事・・。こうして何もできなくなれば、それを謙遜に承諾するのだ。神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。それは祈りだ・・。手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために・・。すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と・・。』(「心だけは永遠」より)たとえ何もできなくなっても最後まで「祈り」ができる。祈りは最上のわざであり、最高の事業である。神の家は「祈りの家」と呼ばれる(ルカ19:46)。われらの主イエス・キリストを誇りとしている限り(ヘブル3:6)、教会は常に確信と希望に満ちた拠り所なのである。(2023.3.19)


2023.3.19  礼拝講壇生花 by YOSHIKO