「永遠を思う心」:コヘレトの言葉3章1−11節

「永遠を思う心」は人間にのみ与えられている。動物は死後のことや永遠を思うことはない。人間だけが宗教や目に見えないものを信じ、尊ぶことができる。われらはすでに主のもとに召された教会の皆さまの在りし日の姿を偲びつつ、その信仰の歩みを思い起こす。同時に一人ひとりに注がれていた神の恵みと愛を信じて永遠を思う。主イエス・キリストはわれらの永遠を思う心に復活という希望を与えられた。その時われらも主と顔と顔を合わせ、いつまでも存続する愛のもとで歓喜する。もはや死はなく、嘆きも労苦も病も過ぎ去り、神がわれらと共にいて涙をことごとく拭ってくださる永遠の住まいが用意されていると信じるからだ。(2023.10.15)