『われらの創造主』詩編139:14-17

「あなた(創造主)は、わたしの内臓を造り母の胎内にわたしを組み立ててくださった。わたしはあなたに感謝をささげる。わたしは恐ろしい力によって驚くべきものに造り上げられている。あなたの御計らいはわたしにとっていかに貴いことか。神よ、いかにそれは数多いことか。」詩編139:14,17

 

間の誕生は奇跡に等しく、その命、体の仕組みは神秘に満ちている。母の胎内に宿った0.2mmほどの受精卵には60兆個もの細胞があり、その人にしかない情報やプログラムが既にインプットされている。われらに備わっている臓器は完成品で、何一つ実験中というものはない。人間は母の胎内で心臓から形成されるというが、心臓は24時間休むことなく血液を全身に送り出すいわばポンプの役割を果たし、時速にすると約200キロの速さ(30)で循環。その量は1日約8トンにも及ぶ。人間の体の仕組みを調べるほど驚きの連続だが、その目的は生きるために形作られ、すべてが見事に機能している。聖書によれば人間は創造主である神によって造られ、皆、生きる事を望まれて誕生したのだ。創造主は既に免疫力という特効薬に相当する機能を人間に備えられた。ある研究者によれば、インフルエンザを患ったわが子の咳を浴びながらも看病する母親が不思議と感染しないのは、母親の脳内で「オキシトシン」というホルモン物質が分泌をはじめ、「セロトニン」という脳内神経物質と関係して作用することにより、免疫力が活性化するためではないかという。このような自然治癒力は普段から相手の身になって行動し、頭や背中をさすり親身になって看病したり、人を心から褒めたり、感動や感謝をすると高まるというのだ。創造主のわざを讃えずにはおれない。2020.3.1