『福音を世界に』:Ⅱテモテへの手紙4章1−5節

「ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから・・・。社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。私は社会民主主義者ではなかったから・・・。彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は労働組合員ではなかったから・・・。そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった・・・。」(マルティン・ニーメラー)牧師であったニーメラーの内には、教会はアドルフ・ヒトラーとその追従者らにイエスの福音を伝えたのか?との痛恨が宿っていた。福音宣教の使命を果たすべき教会の責任・・。   先日は仙台で刃物をもった人物が「刑務所に入りたかった」という理由で中学生を襲撃。さらに、前首相が銃弾で打たれるという選挙中の凶行報道に誰もが耳を疑った。五一五事件や二二六事件以降、わが国は戦争へと突入した。これらの様々な事件や出来事は、急速に今後の将来を決定付ける重大な転機にもなりかねない。今日は宣教開始56周年記念日である。時代は変わろうと、如何なる時も粛々と神の言葉と福音を宣べ伝える群れでありたい。(2022/7/10)

2022/7/10(日)礼拝講壇生花 by ISHIMARU