『神の大いなる約束〜愛に生きる人生』:ペトロの手紙第二1章3-11節

「献血」は、大林静男というクリスチャン医師によって提唱さ『れたようだ。昔は輸血のための血液を購入する必要があり、人命を救う血液確保は重要課題であった。日本赤十字社中央血液センター所長であった大林博士は、人の輸血可能な血液量と再生する量の関係を研究し、聖書にある1/10の献げものによる神の祝福の約束、何よりも主イエスが人間を罪から救うために命を献げられた事から発案に至り、「愛の献血運動」を推進。それは全国的にも普及し、今も多くの人を救う働きとなっている。神は欲望の渦巻く世の退廃を免れさせ、神の本性にあずかる救いを約束された。戦争や犯罪等の諸悪が人の心にある利己的欲望に起因する以上、人類の運命は自己中心性の克服にかかっている。与え、献げるとは逆に、人のものを搾取するような生き方、正しさやモラルよりも快適さや利権を貪るエゴイズムは、堕落と腐敗への凄まじい力となってこの世を取り巻いている。そこから救い出された神のしもべとは、主イエスの歩まれた十字架の道を辿るような献身の愛に生かされ、永久的希望の約束の下でLIFEを歩む。日常の「生活」では愛がなくとも生きられるだろうが、「人生」から愛が欠落するなら一切は無に等しい。神の本性である「愛」に生きる人生にこそ、「命」がある。(2024.1.14)