今年を象徴する漢字は「熊」。お互い出会いたくない状況に共存の課題が深刻化した。神と人間はどうだろう。神は人間に出会うことを望まれ、この地上に来られた。われらを怯えさせるためではなく、愛をもって共に歩むために。上から目線でなく、われらと同じ人間として、肉体という有限性、弱さを身にまとわれたのだ。キリストは超人としてではなく、人生の不安や孤独、痛みのただ中を歩まれ、われらの隣に降りて来られた。それがクリスマスだ。今年1年、喜ばしい出来事ばかりではなく、病気や将来への不安、人間関係のトラブル。ニュースを見ても、争いや悲しみが途切れなかった。ヨハネの著者は「光は暗闇の中で輝いている」と語る。クリスマスは、「世界が明るくて平和だから祝う」のではない。「暗闇がある。だが、そのただ中に、消えることのない光が来た」。だからこそ、われらは祝う。キリストは隣にいてわれらを照らされる。この光に照らされるなら、どのような1年を過ごしていたとしても、「輝」という漢字が浮かび上がると信じたい。(2025,12,14(日)
