『持続可能な希望を生きる』:詩編25編1-5節

2023WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝戦は、開催地との時差によりライブ中継がリピート放映された。再放送の場合、結果は既に判明しているので悠々と観戦できる。試合は後半に至るまで劣勢であったが、誰も途中で「もうダメだ」と諦めて観戦を中断することなく視聴を続ける。なぜなら、その先の展開では逆転して日本が優勝し、共に歓喜する結末になると知っているからだ。人生の途上で失敗や挫折など望みが叶わなかったという失意を経験した場合、もしそれでも希望を抱き続けていけるとすれば、今は辛く苦しくても、その先の結末にはきっと幸いが待ち受けている、と自分の未来への価値を見出す時だ。「希望の神学」のJ.モルトマンは「人間は持続する希望へと召されている」と語る。われらの希望は、生活や社会的な成功に基礎を置いているのではなく、神の呼びかけと命令にその堅固な土台があるのだ。神のご計画によって召された者たちのためには、一切が良い方向へと前進するために働く(ローマ8:28)。われらの道の結末には、永遠にその価値を失わない慰めと歓喜をもたらす救いが待ち受けている。神はわれらに希望を命じておられ、希望の源である神ご自身を待望するよう招き続ける。そして、希望はわれらを欺かない。(2023.3.26)


2023.3.26(日)礼拝講壇 生花 by Ishimaru